新春書道展 講師展 開催


sho-koushi2016s

アートスクール銀座、太郎平書画院の書道講師の作品展示を1月15日まで開催中です。
16日からは太郎平書画院、書道作品展 会期一を開催予定です。

開廊時間:12時から20時まで 
場所:アートスクール銀座内併設、中川画廊

作品目録

中川 恵

「送秘書晁監還日本」  王維

秘書晁監」とは、秘書監、宮中の図書を管理する秘書省の長官である晁衛の事。晁衛とは、安倍仲麿の中国名。 安倍仲麿は17歳(717年)で唐に留学、唐朝に仕え高位に上がる。53歳の時、念願がかない帰国の途につく。 この詩は、その送別の宴で、当時の高官で詩名も高い王維が贈った五言排律。 五言排律は律詩の8句に4句を加えた12句の近体詩。

漢詩の大意
大海の果ての極め尽くしようのない蒼い海
中国の外の九つの世界万里の旅路
向かうは太陽そして信じるは風
海には大魚の紅の目が光
君の故国は扶桑の木のある処より更に遠い孤島
ここで別れば別世界の便りなどできぬ異国

谷口 成孝

「夢うつつ」

【釈文】
業平朝臣の伊勢の国にまかりたりける時、斎宮なりける人にいとみそかに逢ひて、
またの朝に、人やるすべなくて思いをりけるあひだに、女のもとよりおこせたりける


読人しらず
君やこし我やゆきけむ思ほえず夢かうつつか寝てか覚めてか

返し なりひらの朝臣
かきくらす心の闇にまどひにき夢うつつとは世人さだめよ

「春雨」

内容:万葉集から一首。春雨を待つ庭の梅の様子を読んだ歌です。
ふわっと春の匂いが感じられるようなものが出来ればと願い書きました。
表具も内容に合わせて仕立てていただきました。

【釈文】春雨を 待つとにしあらし 我がやどの 若木の梅も いまだふふめり

西谷 光雄

「漢字条幅」

【原文】『周易』坤卦・文言「君子黄中通理、正位居体、美在其中、而暢於四支、發於事業、美之至也。」
【訓読】君子は黄中にして通理、正位にして体(たい)に居(お)る、美その中に在って、四支に暢(の)べ、事業に発す、美の至りなり。 漢字に関しては蔵鋒を基本に中鋒を心掛けました。用筆、結構は米芾を意識。好きな文章なので出来はともかく楽しんで書きました。

「継色紙 臨書」

【訓読】きみをおき てあだしご ころをわ がもたば すえの 松山 なみも こえな む

仲 崇霖

「吉羊(祥)迎来良縁 申」

未年から猿(猿・縁)になりました。新春のお喜びを申し上げます。今年も皆様良い一年、良い縁になりますように。にじまない紙のため、墨色を活かすように工夫しました。
引首印「平成丙申」

「合掌」

合掌で光を感じて頂けるとうれしいです。
引首印「合掌」

久保田 ひとみ

「句」 種田山頭火

この作品は特に紙面構成に気を配りました。 また、山の青色の変化、景色の移ろいを表現したいと思い、一行目の「分け入っても」と二行目の「分け入っても」の線質を変えて書きました。線や構成が涼やかな雰囲気を感じていただけるとうれしいです。

「箱男より」 安部公房

小説の一部ですが、その強烈な内容と言葉にひかれて書いたものです。「手紙」のように書きたいと思い、硬筆で書いているような線、字形を意識しました。ぜひ、このラブレターをじっくり読んでもらいたいです。

佐竹 裕子

「桜花」

多くの人々を魅了する桜の美しさ、儚さを淡墨で表現 金粉を散りばめ、華やかさを演出した

順不同