パステル画教室
明らかな色調のパステルは、画材とし、驚くほど幅広い色がそろっています。多くの画家がパステル画を試みています、レオナルド・ダ・ヴィンチも「最後の晩餐」の下絵をパステルから始めています。 制作にとりかかるのも簡便にて対象をすばやく描けるため、啓示的な瞬間を描き留めたり、うつろいゆく時の過程を描き残すのに適しています。
パステルの語源は「練り固めた物」を意味するフランス語のpateから由来していると言われています。顔料そのものは水彩絵具や油絵具と同じです。顔料にほんのわずかな粘着材で練り固めた画材のため、素材の持つ風合いや色が鮮やかで、手に取り素早く表現でき、持ち方や圧力の具合にて柔らかくも硬くも、濃くも薄くも、優しくも、力強くも幅広い表現が容易に自在です。パレットを使って色を混ぜ合わせたりすることは出来ませんが、パステル自体に豊富な色が揃っています。紙に指や掌などで擦りつけることで紙に付着させるため、紙の表面の凹凸と堅さが必要となり紙の色も豊富です。パステルは鮮やかで淡い色調を生かした表現にも又、濃厚で重圧な表現も得ることが出来、扱いやすく又、奥深い画材といえます。
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